
目次
1. はじめに
コロナ世代の特徴と職場での悩み
みなさんは「コロナ世代」と呼ばれることがありますよね。新型コロナウイルスの影響で、大学の授業がオンライン中心になったり、就職活動もオンライン選考が増えたりと、かなり特殊な環境で過ごした経験を持っています。リモート環境が当たり前だったせいで、他の世代と少し違う価値観や悩みを抱えることも多いと思います。
特に職場でのコミュニケーションには、こんな不安を感じる人が多いのではないでしょうか。
「対面での会話がなんだか苦手」:大学時代に授業やサークル活動がほとんどオンラインだったため、人と直接話す機会が少なかったという人も多いはずです。そのため、社会人としての言葉遣いや表情の出し方がよくわからないと感じるかもしれません。
「先輩や上司のやり方がわからない」:直接職場で学べる機会が少なかったので、「この場面でどんなふうに聞けばいいんだろう?」とか、「どのくらいの頻度で進捗を報告すべきなのかな?」といった戸惑いがあるかもしれません。

そもそも上司と良いコミュニケーションを取る意味って?
「上司とコミュニケーションが大事」とはよく言われますが、それはなぜでしょうか?実は、上司との良いコミュニケーションは、皆さんが職場で気持ちよく働くためにも、キャリアアップを目指す上でも、とても重要な役割を果たします。
たとえば、上司から信頼されることで、成長につながるチャンスが増えますし、アドバイスやサポートを受けやすくなるんです。逆に、コミュニケーションがうまくいっていないと、思わぬ誤解やトラブルが起きることもあります。さらに、何かミスをしたときや行き詰まったときに気軽に相談できるようになると、精神的なサポートにもなります。
つまり、上司とのコミュニケーションは、ただ仕事をこなすためだけでなく、安心して働き、自分の成長を支える大事な要素なのです。
2. コロナ世代が感じるコミュニケーションの課題
コロナ世代が社会人として働き始める上で、コミュニケーションの難しさを感じやすい理由にはいくつかの特徴があります。ここでは、コロナ禍で育った皆さんがどのような背景から「コミュニケーションが難しい」と感じやすいのかを具体的に見ていきましょう。
1. リアルな対面コミュニケーションが少なかった
コロナ禍では、学校の授業や就職活動がほぼオンラインで行われていたため、直接人と会ってコミュニケーションを取る機会が少なかったと思います。たとえば、大学のサークルやゼミの集まりがリモートになり、先輩と直接交流することなく卒業してしまった、という人もいるかもしれません。対面の場で「空気を読む」力や、表情や仕草を通して伝える技術が不足していると感じるのは、こうした経験が背景にあります。
また、オンラインでのやりとりは、相手の表情や感情が読み取りにくいため、リアルな場面でのコミュニケーションとは少し違います。リアルの場で上司の表情や雰囲気を読みながら会話するのが少し難しく感じるのは当然ですし、ほとんどの人が経験している悩みでもあります。
2. リモートワークでのコミュニケーションのハードル
多くの会社では、コロナ禍をきっかけにリモートワークが導入され、リモート会議やチャットが当たり前になりました。リモートワークには確かに便利な面もありますが、特に入社したばかりの新人にとっては、「どのタイミングで何を報告すべきか」や「上司とどうやって距離を縮めたらいいか」がわかりづらくなりがちです。
たとえば、リアルであればふとした会話から仕事の悩みを相談するきっかけが見つかることもありますが、リモート環境だとわざわざメッセージを送るのがためらわれることもあるでしょう。さらに、オンライン会議では一人ずつ話すため、積極的に発言しづらい、タイミングがつかめないといった悩みもよく聞かれます。
3. 上司世代との価値観の違い
コロナ世代の皆さんは、仕事に対して「ワークライフバランス」や「自己成長」を大事にする価値観を持っている方が多いでしょう。しかし、上司世代の多くは「会社に貢献すること」や「長時間の努力」を重要視することも少なくありません。上司から見ると、「新人なのにプライベートの時間を優先している」と捉えられてしまう場合もあり、これがすれ違いの原因になることもあります。
このような価値観の違いがあると、上司の言葉や指示が意図通りに伝わらなかったり、逆に自分の考えが受け入れられないと感じることも増えがちです。
3. 職場における上司との関係の基本
上司と良い関係を築くには、職場での基本的なコミュニケーションルールを理解しておくことが大切です。特に新入社員の皆さんにとって、上司とのやりとりで押さえておきたいポイントを以下にまとめました。
1. 上司が求めるコミュニケーションの基本ルール
まず、職場でのコミュニケーションには、学生生活とは異なる「ビジネスマナー」があります。具体的には、丁寧な言葉遣い、相手への配慮、簡潔に要点を伝えることが求められます。たとえば、話すときに「結論から伝える」「明確な根拠を示す」といった点がビジネスシーンでは重要視されます。
上司は多くの部下を管理し、日々忙しくしていることが多いため、「相手の時間を意識したやりとり」を心がけましょう。報告や相談をするときには、短くわかりやすくまとめて話すことがポイントです。長く話しすぎたり、結論がはっきりしないと、相手も意図をつかみづらくなります。
2. 「報・連・相(ほうれんそう)」の重要性と実践方法
仕事でよく聞く「報・連・相(報告・連絡・相談)」は、上司とのコミュニケーションを円滑にするための基本スキルです。
報告:進捗や結果を上司に伝えることです。何がうまくいっているのか、どこに問題があるのかを、明確に報告することが大切です。
連絡:業務上の変更や共有事項など、他の人にも関係する情報を伝えます。たとえば、急に休む場合や、仕事のスケジュールが変更になる場合などは、すぐに上司へ連絡しましょう。
相談:自分だけで解決できないことや判断が難しいときに、アドバイスを求めるためのやりとりです。ポイントは、問題の概要と自分の考え、そして上司に聞きたい具体的なことをはっきりと伝えることです。
この「報・連・相」を習慣づけておくと、上司に安心感を与え、信頼される部下になれます。何か問題が発生した際も、日ごろから情報を共有している分、スムーズにサポートを受けやすくなるでしょう。
3. 上司との関係を良好に保つためのポイント
上司と良い関係を築くためには、仕事のやりとりだけでなく、日常的な配慮やコミュニケーションも大切です。
リアクションを大事にする:話を聞くときの相づちや、ポジティブな反応を示すことは、上司にとっても話しやすい空気を作ります。対面でもオンラインでも、表情やうなずきで「聞いていますよ」「理解していますよ」というサインを送りましょう。
感謝の気持ちを伝える:たとえばアドバイスをもらったときや、サポートを受けたときに「ありがとうございます」と伝えるだけでも、印象は大きく変わります。日ごろから感謝の気持ちを表現することで、関係がよりポジティブになります。
自分から話しかける勇気を持つ:特にリモートワークでは、雑談のチャンスが少ない分、意識的に挨拶をしたり、進捗を軽く報告することで関係が深まります。自分からの声かけを増やすことで、上司も話しやすく感じることが多いです。
4. 状況別コミュニケーションのポイント
上司とコミュニケーションを取るとき、特に「相談」と「愚痴」の違いを意識することが大切です。上司に話しかけるときに「これって相談してもいいのかな?」と迷うこともあるかもしれませんが、相談と愚痴は目的や伝え方が異なります。ここでは、上司に良い印象を与え、関係を深めるための「相談のポイント」と、「愚痴」との違いについて説明します。
1. 相談と愚痴の違いとは?
相談:相談は「問題を解決したい」という目的で行います。具体的には、仕事で行き詰まったときや、自分の判断が不安なときに、上司のアドバイスや意見を求めて話をすることです。相談の内容には、自分が抱える課題や考えている解決策が含まれ、最終的にアクションにつながることが多いです。
愚痴:一方、愚痴は「自分の不満やストレスを発散したい」という目的で話す内容です。たとえば「この仕事が大変すぎる」「先輩が厳しすぎて嫌だ」といった内容で、具体的な解決策や目的が伴わない場合が多いです。愚痴をこぼすこと自体が悪いわけではありませんが、上司に愚痴として伝わると「この人は解決の意思がないのかな?」と思われる可能性があるので注意が必要です。
2. 相談をする際のポイント
上司に相談をするときは、次のポイントを意識しましょう。
事実を簡潔に伝える:何が問題なのか、事実を簡潔にまとめて話しましょう。たとえば「プロジェクトの進行が予定より遅れています。私の担当部分で不明な点が出てきたためです」と、現状を具体的に伝えることが大切です。
自分の考えや解決策も提示する:相談の際には、自分なりに考えた解決策を含めると効果的です。「このままだと納期に間に合わないかもしれません。スケジュールの見直しが必要だと考えていますが、アドバイスをいただけますか?」といった具合に、自分の考えを伝えつつ、上司に助けを求めましょう。
アクションを求める:最後に、上司に具体的なアクションや判断を求めることで、話が解決に向かいやすくなります。「どうすればいいですか?」ではなく「このように進めたいのですが、問題ないでしょうか?」と聞くと、上司も答えやすくなります。
3. 愚痴にならないように注意するコツ
上司に相談するとき、話が愚痴っぽくならないために、次の点に注意するとよいでしょう。
ネガティブな言葉を避ける:たとえば「この仕事がつらすぎて無理」という言い方ではなく、「今のスケジュールでは間に合わないかもしれないので、優先順位を確認したいです」と具体的に伝えることで、建設的な話に変わります。
問題の原因を他人のせいにしない:愚痴は、他人の行動や状況に不満をぶつける形で表れることが多いです。たとえ誰かの影響で問題が起きている場合でも、まずは自分でできる改善点や対策を考えるようにしましょう。
話す目的を明確にする:「こうしたい」という目的を持って話すことで、愚痴ではなく前向きな相談に変わります。話す目的を意識すると、自然と上司もポジティブに受け取りやすくなります。
5. リモートワーク環境でのコミュニケーション
リモートワークは、コロナ禍をきっかけに多くの企業で取り入れられましたが、対面とは異なる難しさもあります。リモート環境で上司と良好なコミュニケーションを取るためには、オンライン会議やチャットの特性を理解し、上手に活用することが大切です。
1. オンライン会議のマナーと効果的な発言方法
オンライン会議では、直接会って話す場面とは違うマナーやコツが必要です。以下のポイントを押さえておきましょう。
カメラをオンにして表情を見せる:カメラがオフだと相手に「聞いているのかな?」「興味がないのかな?」と不安を与えることがあります。顔を見せるだけでも、上司に安心感を与え、「きちんと参加している」という印象を与えやすくなります。
発言のタイミングを見極める:リモート会議では、対面のように自然に会話の流れに入るのが難しいことがあります。発言したいときには、「発言してもよろしいでしょうか?」と一言添えるとスムーズに話しやすくなります。また、チャット機能を活用して質問や意見を先に書き込むのも効果的です。
聞き手としての姿勢を示す:話を聞いているときも、うなずいたり、相づちをしたりとリアクションを示すことで、上司に「ちゃんと話を聞いている」という安心感を与えられます。特にオンライン会議では、相手がリアクションを見落としやすいので、少し大げさなくらいがちょうどいい場合もあります。
2. テキストベースでの連絡(メール、チャット)のコツ
リモートワークでは、メールやチャットといったテキストベースでのやり取りも頻繁に発生します。テキストでの連絡は対面や電話と異なり、意図が伝わりにくいこともあるため、注意が必要です。
要点を簡潔にまとめる:たとえば、「件名に用件を明確に書く」「要点を冒頭にまとめる」など、最初の一文で何の話かがわかるようにすると、上司にとっても負担が少なく、スムーズに内容を把握してもらいやすくなります。
適度な礼儀を保つ:チャットであっても、敬語や丁寧な言葉を使い、挨拶やお礼を忘れないようにしましょう。リモート環境では顔が見えない分、丁寧さが伝わりにくいので、適度な敬意を示すことで誠意が伝わりやすくなります。
返信のタイミングに気を配る:チャットやメールは、なるべく早めに返事をすることで、上司に「仕事が滞っていない」という印象を与えられます。難しい案件の相談や確認が必要な場合でも、まずは「確認してからお返事いたします」と返しておくだけでも印象が良くなります。
3. カメラオンの重要性と印象管理
リモート会議では、カメラをオンにして顔を見せることが、上司とのコミュニケーションを円滑にするための基本です。
カメラをオンにすると、上司にも「しっかり話を聞いています」「集中して参加しています」という印象が伝わりやすくなります。また、笑顔やうなずきといった表情が見えることで、上司も話しやすくなり、コミュニケーションがスムーズになります。忙しいときや急いでいるときでも、第一印象としては非常に重要です。
6. リアル(対面)環境でのコミュニケーション
リモート環境に慣れてきたコロナ世代にとって、リアルな場でのコミュニケーションは少しハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、対面でのやり取りには、表情や仕草、雰囲気といった「非言語的な要素」が含まれるため、相手に信頼感や安心感を与えることができるという大きな利点があります。ここでは、対面で上司とのコミュニケーションをスムーズにするためのポイントを見ていきましょう。
1. アイコンタクトと笑顔で安心感を与える
対面の場では、視線や表情が特に重要です。アイコンタクト(相手の目を見ること)を心がけることで、相手に「話を聞いています」「興味があります」というメッセージが伝わります。アイコンタクトが苦手な場合でも、1~2秒ごとに視線を合わせるだけでも、誠実で真摯な印象を与えることができます。
また、笑顔も忘れないようにしましょう。話を聞くときや応答するときに自然な笑顔を見せると、上司に「安心感」や「ポジティブな印象」を与え、会話がスムーズに進みやすくなります。
2. 姿勢とリアクションで「聞く姿勢」を見せる
対面でのコミュニケーションでは、姿勢やリアクションも重要な要素です。
姿勢:少し前かがみになり、上司の話に集中している姿勢をとると、熱意が伝わりやすくなります。反対に、背もたれに寄りかかりすぎたり、腕を組んだりすると、無意識のうちに「興味がない」や「防御的」という印象を与えてしまうこともあります。
リアクション:話を聞きながらうなずく、相づちを打つ、時には「なるほど」や「確かに」といった相づちを言葉で示すことで、上司も話しやすくなります。特に難しい話や指示を受けているときに、「理解しています」という反応をしっかり示すことで、上司にとっても安心材料になります。
3. 質問や確認でコミュニケーションを深める
対面では、上司の指示やアドバイスを受けた後に質問や確認を加えることで、コミュニケーションがより密に取れます。たとえば、「この部分について詳しく教えていただけますか?」や「○○のように進めるイメージでよろしいでしょうか?」と具体的に確認することで、誤解や行き違いが防げますし、上司からも「積極的に理解しようとしている」と感じてもらえます。
また、リアルな場面では少しカジュアルな会話も取り入れると良いです。たとえば、「お忙しいところありがとうございます」や「少し安心しました」といった一言を添えるだけでも、よりリラックスした雰囲気を作りやすくなります。
4. 非言語的なサインに気を配る
対面のコミュニケーションには、言葉以外の「非言語的なサイン」も多く含まれます。上司の表情や声のトーン、身振りなどに注目すると、言葉だけではわからない「本音」を感じ取りやすくなります。
たとえば、上司が少し困った表情をしている場合や、話の途中でため息をついたときなど、「もしかして、ここは自分で対応すべきかも?」と察知して対応することで、気の利いた行動が取れるようになります。このような「気配り」は上司との信頼関係を築く上で大きな武器になります。
7. 上司からのフィードバックの捉え方と受け取り方
上司からのフィードバックは、成長のためにとても重要です。しかし、時には厳しい言葉を受けることもあり、「どう受け止めればいいんだろう」と悩むこともあるでしょう。ここでは、上司からのフィードバックを前向きに受け取り、成長につなげるためのポイントをお伝えします。
1. フィードバックの意図を理解する
まず大切なのは、上司がフィードバックをくれる意図を考えることです。多くの場合、上司は「この人に成長してもらいたい」「もっと良い仕事ができるようにサポートしたい」という意図でアドバイスや指摘をしています。たとえ厳しい言葉であっても、「自分を良くするためのアドバイス」と捉えることで、冷静に受け止めやすくなります。
もし内容が抽象的でわかりにくいと感じる場合は、「具体的にはどのように改善すればいいでしょうか?」と質問してみましょう。こうすることで、改善点が明確になり、自分がどう成長できるかがはっきりします。
2. ポジティブな捉え方:成長のチャンスと考える
フィードバックを受け取るときには、ポジティブな視点で捉えることが大切です。「この指摘を生かして、自分のスキルをさらに向上させよう」と考えると、受け止め方も前向きになります。たとえば、「指示をもう少し簡潔に伝えるように」と指摘された場合には、「伝え方を工夫するスキルが身につくチャンスだ」と受け止めると、次に活かしやすくなります。
上司が指摘してくれるということは、期待されている証でもあります。ポジティブに捉え、自分に期待されていることに対してどう応えていけるかを意識しましょう。
3. ネガティブなフィードバックへの対処法
時には、フィードバックの内容が厳しく感じられることもあるでしょう。こうした場合、まず「すべてが自分の責任とは限らない」と冷静に受け止めることが大切です。
ただし、感情的な反応は避けましょう。ネガティブなフィードバックを受けたときは、一度深呼吸をして「これは自分にとってどう成長につながるか?」を考えるようにします。感情的になりやすい場合は、上司の話を聞いている間はメモを取り、フィードバックを客観的に見直すことで冷静さを保てます。
4. 「受け身」ではなく「積極的な姿勢」でフィードバックを活用する
フィードバックをただ聞くだけではなく、積極的に活用することが成長につながります。たとえば、フィードバックをもらったら「次回はこういう改善をしていきます」といった自分の改善案を上司に共有してみましょう。上司も、「この人は前向きにフィードバックを受け入れている」と感じ、さらにサポートしてくれることが増えるでしょう。
フィードバックを活用する姿勢は、成長意欲がある証拠です。積極的に取り組む姿勢が評価されることで、今後のキャリアにも良い影響を与えます。
8. 上司との価値観の違い
コロナ世代として育った皆さんは、これまでの世代とは少し異なる価値観を持っていることが多いです。特に、ワークライフバランスや自己成長を大切にし、働く環境や業務内容において「効率的に働く」ことを重視する傾向があるでしょう。一方で、上司世代は「長時間の努力」や「組織への忠誠心」を大切にする人も多く、仕事への考え方にギャップが生まれることもあります。この章では、こうした価値観の違いに対して、どのように向き合い、円滑なコミュニケーションを図るかについてお伝えします。
1. 上司世代が重視する価値観を理解する
まず、上司世代が大切にしている価値観を理解しておくことが重要です。多くの上司世代は「長時間働くこと」や「会社への貢献」を重視し、忍耐力や努力の積み重ねを評価する傾向があります。たとえば、「どれだけの時間を費やしているか」や「周りのメンバーと協力しながら成果を上げること」を重視することがよくあります。
この価値観を理解しておくことで、たとえば上司が「もう少し努力が必要だ」と言うときには「もっと成果を上げるために、他にできることがあるのでは?」といった期待が込められていると読み取れます。ただし、上司の価値観を理解することと、すべてに従うことは別です。大事なのは、違いを理解しつつも、自分らしさや自分の仕事のスタイルを保つバランスです。
2. 自分の価値観を大切にしつつ、歩み寄る工夫
上司との価値観の違いを感じたとき、自分の考えを大切にしながらも、相手に合わせる工夫を取り入れてみましょう。たとえば、「ワークライフバランスを保ちつつ効率的に働きたい」と思うなら、その効率性がどれだけ成果に貢献しているかを上司に見せることが大切です。
たとえば、「効率的な作業方法を取り入れたことで、結果として早く終わらせることができました」と報告すると、上司も「努力の成果が現れている」と感じやすくなります。こうした報告を定期的に行うことで、「単に楽をしているのではなく、成果を意識している」という印象が伝わります。
3. 上司との価値観の違いに対する対処法
価値観の違いが原因で上司とすれ違う場合もあるでしょう。こうした場合には、まず冷静に状況を把握し、以下のような対処法を試してみましょう。
相手の意見を一度受け入れてみる:「やってみます」「わかりました」と受け入れる姿勢を見せることで、上司は安心し、次に自分の意見を聞いてくれることが増えるでしょう。一度歩み寄ることで、信頼関係を築くきっかけになります。
相手の価値観を否定しない:違いがあるからといって、上司の考えを否定するのは避けましょう。たとえば「このやり方では意味がない」と感じたとしても、「別の方法を提案したいです」と柔らかく伝えることで、相手も耳を傾けやすくなります。
価値観の違いを前向きに伝える:「自分としては、ワークライフバランスを大事にしながら仕事の質を上げることにチャレンジしたいです」と、前向きな表現で自分の考えを伝えると、上司も「この人は何かを工夫しようとしている」と捉えやすくなります。表現を工夫するだけで、対話がスムーズになり、意見が受け入れられやすくなります。
4. お互いの強みを活かす姿勢を持つ
価値観の違いはネガティブに感じられることもありますが、互いの強みを生かせばプラスに変わります。たとえば、上司は「経験に基づく判断力やリーダーシップ」に長けていることが多いです。そのため、自分の新しいアイデアや提案を上司の経験と組み合わせることで、よりよい解決策が生まれることもあります。
違いを理解し、お互いの長所を活かしながら仕事に取り組むことで、より良い成果につながるだけでなく、関係も深まるでしょう。
9. まとめ
ここまで、コロナ世代の新入社員が上司とのコミュニケーションを円滑にするためのポイントを見てきました。コロナ禍を経験した皆さんにとって、リモートワークや対面でのやりとり、価値観の違いにどう向き合うかは、とても重要なテーマです。最後に、これまでのポイントを振り返り、まとめます。
1. コミュニケーションの重要性を理解する
職場で上司と良い関係を築くことは、信頼を得るためだけでなく、自分の成長やキャリア形成にもつながります。報告・連絡・相談の基本や、自分から声をかける姿勢を忘れずに、上司との信頼関係を構築していきましょう。
2. 状況に応じた柔軟な対応
リモートワークではカメラオンや迅速な返信が求められる一方、対面では表情や姿勢が印象を左右します。オンライン・オフラインそれぞれの特性を理解して適切に対応することで、上司からも信頼されやすくなります。
3. フィードバックを成長の機会と捉える
上司からのフィードバックは、自分の弱点や改善点に気づかせてくれる貴重な機会です。ポジティブに受け止め、次のステップに生かす姿勢が大切です。積極的にフィードバックを取り入れることで、より早いスピードで成長できるでしょう。
4. 価値観の違いを尊重し、歩み寄る
上司との価値観の違いを感じる場面もあるかもしれませんが、お互いの強みを尊重することでプラスの関係を築けます。違いがあるからこそ、自分の考えを押し付けるのではなく、上司の意見に一度耳を傾け、そこから新しい視点を学ぶ姿勢を持ちましょう。
上司とのコミュニケーションをスムーズにすることで、仕事の質が向上し、職場での安心感も増します。自分自身の成長にとっても欠かせない要素なので、この記事のポイントを意識して、日々のコミュニケーションに役立てていただければ幸いです。